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ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説6月号

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カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2019/05/27 – 10:00

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ベトナムの高齢化が急速に進行、平均寿命は東南アジア3位

ベトナム高齢者協会は、「アジアの高齢化への適応」をテーマとしたセミナーを、笹川平和財団などと開催した。ベトナム人の平均寿命は73.5歳近くとなり、高齢化が急速に進んでいる。世界平均より高く、東南アジアではシンガポールとブルネイに次ぐ第3位。その一方で、出生率と死亡率は急速に低下しており、少子高齢化という現実的な問題を解決する有効策を見出さねばならない。

(Phap Luat 3月8日, P. 2)

解説

「少子高齢化」一人っ子政策をとってきた中国でも直面している問題だと報道されていますが、ベトナムも2011年に65歳以上が総人口の7%を超え、国連が定義する“高齢化社会”にすでに突入しているそうです。

ベトナムの中央年齢(これより上と下の人口が同じになる年齢)は30.4歳(2015年)。“若くエネルギッシュ”のイメージが強く、高齢化社会というのはあまりピンときませんが、2000年はもっと若く24.2歳でした。なお東南アジアで中央年齢(2015年)が最も高いのはシンガポール(40歳)、これにタイ(37.8歳)、ベトナムが続きます。

ベトナムは子どもが多く、妊婦もよく見かけますが、合計特殊出生率は2010~2015年期が1.96、現在の若い親世代(25~40歳くらい)にあたる1980~1995年は4.60~3.23ですから、少子化も数字から明らかです。周囲の若い夫婦の例でも、本人らが4~5人兄弟あるいはそれ以上でも、彼らの子どもは2人というケースがほとんどです。同様に東南アジアでは出生率が低い順にシンガポール(1.23)、タイ(1.53)、ブルネイ(1.90)となっています。

商工業省が発表
電気料金を8%引き上げ

商工業省は2019年3月5日、現行より8.36%引き上げ1kWhあたり1720.65VND(約8.6円)から1864.04VND(約9.3円)とする電気料金の改定を発表した。電力市場の健全化のためと説明している。電源構造は現在、天然ガスや石炭火力の発電コストが高く、消費量も10%増加しているが、ベトナム電力グループ(EVN)以外の電力プロジェクトは遅れており、供給・消費ニーズを満たしていない。

(VnExpress 3月5日)

解説

電気料金の前回の改定は2017年12月(6.08%引き上げ)で1年以上据え置かれていたわけですが、過去10年を振り返ると、2009~2012年は、毎年あるいは年2回ほど小刻みに改定されていたものの、それ以降は2013年、2015年、2017年、そして今回とスパンが広がっています。背景には物価上昇率の安定もありますが、頻繁に値上げをされては事業に混乱が大きいとの企業界の強い要望もあるようです。

いずれにせよ、今回の改定は商品価格に転嫁せざるを得ないと考える企業が多いようですが、改定前の価格(7.4CENT/kWh)は中国・インドの9割、ラオスの8割、インドネシアの7割相当と近隣諸国と比べ安い水準であり、改定後(同8CENT)で中国・インド並みになるようです。

ところでベトナムの電力供給は近年かなり安定したように感じます。10年ほど前までは、優先供給されているホーチミン市でも停電が頻発し、開店休業・臨時休業状態となることも多かったですが、ここ数年はさすがに停電ゼロとはいかないものの、気にならないレベルになったように思います。

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