元気溌剌としたイメージの黄色 食欲増進や注意喚起にも効果的
カテゴリ:ベトナムでのカラー対策
更新:2018/11/14 – 10:00
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街を歩くと、ベトナム国旗の色の一部でもある黄色が目に飛び込んできます。鮮やかな黄色のアオザイも美しく見えますよね。
黄色の心理効果は幸福、希望、喜び、明るさ、ユーモアなど、特に東南アジアでは人気の高い色で、“富を表す色”という意味合いもあります。タイでは、自分の生まれた曜日を大切にする習慣があり、それぞれの曜日ごとに仏像や色が決められ、国王の誕生日である月曜日には、国民は黄色を身につけてお祝いします。
暖色の1つであることから、食欲を増進させる色としても広く知られており、食品パッケージや飲食関係のイメージカラーにも多く使われるほか、暗い色と組み合わせることで高い視認性や可読性が得られるので、店舗の看板や企業のロゴにもよく見られます。また、目を引きつけ注意を促す効果があり、交通標識や危険表示、園児や児童の帽子などにもよく使用されていますね。
黄色の色彩療法としては、腸の働きを適度に刺激し胃液の分泌を促すことで、便秘や消化不良を解消すると言われています。また、左脳に刺激を与え活発にするので、文房具や勉強部屋にアクセントカラーとして取り入れるのもおすすめです。黄色が持つパワーを上手く取り入れて生活に役立ててくださいね。
田岡 道子
Taoka Michiko
カラースタイリスト、カラーデザイナー。カラーマイスター協会理事。DICカラー&デザイン社を経て独立。大学・専門学校等での講演、美容雑誌への寄稿多数。PPGタイランド社のオートバイ新色カラーショー、トヨタ自動車の色彩調査を担当。現在は世界各国を飛び回り活動中。著書に『COLOR OF LIFE 〜色を生活に取り入れよう〜』(税務経理協会)、『色で魅せる』(青月社)、『カラーコーディネーターになるには』(啓林書房)など。
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