ベトナムの日本人/Asako/ヨガインストラクター

自分が好きなヨガで喜んでもらえる快感 外国だからこそ、日本語のヨガ教室を

ヨガで頭を使ってはナンセンス だからこそ日本語でやる意味がある ピンと背筋の伸びた姿にしなやかさが感じられ、“自然体”の言葉がぴったりなヨガインストラクターのあさこさん。 十数年ほど前から趣味で始めたヨガにのめり込み、アメリカで勉強した後ロサンゼルスで初めて教室を開催、現地の日本人に日本語でヨガを教え始めた。 「外国にいるからこそ日本語で習いたいという声から教室を始めたんです。『頭を使わずにスッと入ってくるのはやっぱり日本語』という方が多くて」 ヨガで最も大事なのは、「自分の体と向き合って体の声を聴くこと」だという。 「ヨガは頭を使ってはだめ。自分の体の状態を感じることがとにかく大事。だからこそ母語でしたほうがいいんです」 約2年のアメリカ生活の後、夫の転勤に合わせて日本やシンガポールでもインストラクターをし、2016年11月に来越した。現在は、日本語ヨガ教室がなかった2区でレッスンを開いている。 自分の好きなヨガをシェアして 明るく変わった表情が見たい 「私が大好きなヨガが良い影響を与えるのであれば、たくさん知ってほしいなという気持ちでいつもやっています」 毎回変えるレッスンプログラムは、緩急のある“山”を作ることを第一に考えて構成している。 「『ああ、やったぞー!』と達成感を得られるよう、レッスン内に頑張るための山を作ります。特にベトナムに住んでいると、皆さん運動したい欲が高まるみたいで(笑)、汗をしっかりとかけるように」 ときどき他のスタジオでレッスンを受けてみて、気づくこともある。 「レッスンに組み込むポーズにルールはないので、人それぞれ面白いんです。ただ最初から最後までハードで、もう少し波が欲しいなとか、自分が受け手として感じたことも大切にしています」 ヨガではラストの定番である屍のポーズ「シャバーサナ」を終えると、表情が変わる人も多いという。 「皆さん、仰向けのシャバーサナから起き上がってくると、フッと抜けた顔をしています。それを見るのが嬉しいです。あ~よかった~! リラックスしてもらえたんだって。勝手な自己満足です(笑)」 それがインストラクターの魅力の1つだと感じている。 「“気”って目に見えないのですが体中を巡っていて、滞っていたものがスーッと流れると力もストンッと抜けるんですよね。ヨガを通して気を巡らせると、皆さんの表情がパッと明るくなるんですよ」 その瞬間が快感だ。もうすぐ、ベトナムでヨガを教え始めて1年が経つ。 「正直、やろう! と決めていたわけじゃないんですが、ヨガが好きなんでしょうね。やめられないんです。どこに行ってもたぶんやっちゃうと思います(笑)」
Asako あさこ 2009年アメリカ・ロサンゼルスにて全米ヨガアライアンス200時間を修了。現地日本人向けにヨガ教室を開く。その後、東京都、シンガポールでの経験を経て、2016年11月に渡越。2017年2月よりホーチミン市2区にてヨガ教室を開催している。 ウェブサイト:https://ameblo.jp/yoga-family-hcmc
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