【ハノイ通信】夏が終わる前に、さわやかな抹茶ドリンクを味わおう!

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普通のカフェでも簡単に注文できるほど、ハノイで流行している抹茶スイーツ。でも実は、本格的な抹茶が味わえる店はごくわずか。日本産にこだわり、様々な抹茶スイーツが用意されている店で、本場“日本の味”で一息ついてみては?
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ホーチミン市に10店舗を展開する、大人気チェーン店

ニューデイズ日本抹茶カフェ Newdays Japanese Matcha Cafe 1836年から日本茶を販売している京都の老舗店「森半」の抹茶のみを使用し、新製品の開発に3ヶ月以上かけるなど、品質を大切にしている。「小豆入り抹茶アイスブレンドラテ/Matcha Latte Dau Do Da Xay」は、牛乳と抹茶の配合が絶妙で、ホイップクリームをトッピング。「桃入り抹茶/Matcha Dao」は、桃の甘味が抹茶の苦みを和らげる。いずれも夏にぴったりの、さわやかな味わいだ。
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「小豆入り抹茶アイスブレンドラテ」4万2000VND。香りと風味がよいほうじ茶を使ったスイーツもお手頃価格で楽しめる。スタッフが笑顔で丁寧に対応してくれる
Newdays Japanese Matcha Cafe 住所:96 Cua Bac St., Ba Dinh Dist., Hanoi 電話:(024) 3766 9775 営業時間:7:00~22:30 (L.O.)22:00 Facebook: @Newdays96CuaBac

旧市街にある店で、外国人の食客が多いので接客が熟練した

ヤマモト抹茶カフェ Yamamoto Mattcha Cafe 日本人から学んだレシピを守り、抹茶、餡子といった材料はすべて日本から。毎日店で作られるなめらかでフレッシュな「ヴァニラと抹茶のミックスソフト乗せ抹茶/Mix Float」(左上、7万2000VND)、さっぱりとした「抹茶アイス入り抹茶ラテ/Matcha Latte With Ice Cream」(右上、7万6000VND)は、濃厚な抹茶の風味と優しい甘さが特徴だ。
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出来立てワッフルが人気の抹茶ソフトクリーム、餡子、ホイップクリームと食べる「抹茶ワッフル/Matcha Waffle」(手前、8万8000VND)。落ち着いた雰囲気も魅力の1つ
Yamamoto Mattcha Cafe 住所: 65 Hang Trong St., Hoan Kiem Dist., Hanoi 電話: (024) 3276 7999 営業時間:10:00~23:00 (L.O.)22:30 Facebook: @matchadessert

落ち着いた北欧風の店内で、仕事帰りの利用にも

クールオフ抹茶カフェ Kool off Matcha Cafe 白とグレーでシンプルにまとめられた壁、店内に飾られた草花など、涼し気な内装は、インテリアデザイナーである店主の手によるもの。日本の伝統的な方法で作られる「抹茶クラッシック/Matcha Classic」(2万9000VND)のほか、「ココナツミルク入り抹茶/Matcha Cot Dua」(手前、5万5000VND)などオリジナルドリンクを多く揃える。風味が濃厚なほうじ茶を使ったドリンク類もおすすめ。
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「自家製ゼリー入り抹茶/Matcha Jelly」(奥、5万5000VND)は人気商品の1つ。抹茶とほうじ茶のほか、フレッシュジュースやコーヒーなど飲み物メニューが充実くれる
Kool off Matcha Cafe 住所: 54 Hoang Ngoc Phach St., Dong Da Dist., Hanoi 電話: (024) 3244 4080 営業時間:8:00~23:00 (L.O.)22:00 Facebook: @kooloffcaffe
意外と少ない“本格的”な抹茶メニュー
ハノイではこの数年間で、抹茶を使ったスイーツが急増している。若者が集まるカフェであれば、抹茶がメニューない方が珍しいほどだ。しかし、飲んでみると甘すぎて、日本の抹茶とは明らかに違うことが分かる。それはコストダウンのために、日本産の材料を使わないほか、抹茶の特徴である苦みを和らげるために、大量に練乳と砂糖を投入しているからだ。 抹茶専門店や、ちょっとした高級店は質の良い抹茶を使っているものの、ベトナム人の好みに合わせてココナッツミルクや缶詰の桃などの創造的なアレンジを加えていることもある。厳密な“日本の味”とは異なるわけだが、ベトナムならではの抹茶味を楽しむのも一興かもしれない。 ちなみに「ハノイ人は日本産ではない抹茶味に慣れすぎていて、本格的な抹茶を使うと『これは抹茶じゃない』と言われる」という店主もいた。また、良質な素材を使うことで価格が他店より高くなってしまうことも抹茶専門店の悩みの種だ。