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ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説9月号

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カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2017/08/27 – 10:00

情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。

外国人の強制社会保険
政令案提出を延期へ

労働傷病兵社会福祉省は、ベトナムで就労する外国人の社会保険加入義務化について、意見が分かれているとして政令提出の延期を政府に願い出た。

社会保険法で外国人の加入が任意となっていることや、数ヶ月で帰国する人も多いなど、義務化には問題点が多数指摘されている。省は政府に対し、より広く意見を募る必要があるとして、2017年7月の予定だった提出を10月まで遅らせることを求めている。

(『Tien Phong』2017年7月3日、p.05)

解説

ベトナムで活動する外資系企業の関心が高まっている、外国人労働者の社会保険加入の義務化。

規定草案によると、外国人労働者は義務付けによって疾病、妊産、労災、年金、死亡と、ベトナム人同様の社会保障制度が講じられるようになります。

一方で企業側は、保険料や手続きなど、金銭、時間、労力の面でコストが増大します。また基本的に外国人には母国の社会保障制度があり、二重に加入する状態になる可能性があります。

ベトナム政府にとっても、年金や死亡保険基金の収支バランスが崩れようとしているなかで、外国人に拡大すれば国家予算の負担が増し、管理システムの刷新や多言語対応といった問題も出てきます。

ベトナムで働く外国人は8万人超、今後も増加していく見通しであり、いずれ何らかの社会保障制度を整えねばならないでしょうが、予定となっている2018年1月1日が刻一刻とせまるなか問題は山積みで、準備はほとんど進んでいないように感じられます。

なお、この問題について首相は6月の訪日時、社会保険料の二重負担は無いようにすると明言しています。

ハノイの駐車場検索・精算アプリ
中心部の4区に拡大へ

ハノイ・リートゥオンキエット(Ly Thuong Kiet)通りなどで試験展開されている、駐車場の検索、精算ができるアプリ「アイパーキング/iParking」は、2017年10月からホアンキエム(Hoan Kiem)、ハイバーチュン(Hai Ba Trung)区など中心部の4区に拡大する。

同アプリでは、2017年5月1日(月)~6月15日(木)に5万6000件の利用があり、うち携帯電話メッセージによる支払いが93%だった。

(『ベトナム政府ウェブサイト』7月5日)

解説

自動車ユーザーの増加とともに、ハノイやホーチミン市で大きな問題となっている駐車場。絶対数の不足もさることながら、管理・料金体系が整った駐車場も少なく、路上など管理者が不明な場所に高額を出して停めねばならないといった問題があります。

このアプリはユーザー周辺の駐車場一覧や空車情報が提供され、支払いも携帯電話でできる優れもの。料金の踏み倒しや時間オーバーなどユーザー側のマナーの問題はあるようですが、運用拡大にゴーが出たところ
を見ると滑り出しは順調なようです。

世界的に進むスマートフォン活用ですが、ベトナムも例外でなく、都市部ではほぼ当たり前のアイテムとなりました。ベトナム人の生活も大きく変化し、街頭で呼んでいたバイクタクシーも配車アプリを使うことが普通になり、飲食物のデリバリーや映画のチケット購入などもスマホの利用が増えています。ベトナム独特のアプリとしては、粗悪品が存在するガスの正規店への注文や、道路冠水情報マップ、歩道を占有した商売などの現場を撮影し、そのまま当局に通報できるものなどがあります。

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