ベトナムスケッチ > ベトナムコラム > ベトナムニュース解説 > ...

ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説8月号

タグ:,
カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2017/07/27 – 10:00

情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。

ハノイ2030年バイク禁止、
決議承認へ

ハノイ市の渋滞・環境汚染低減に向けた交通機関管理強化決議草案では、2030年に中心区部でのバイク走行禁止を盛り込んでいる。草案は2017年7月初めの人民評議会承認に向け意見聴取が行われている。

今後バイクの種類や製造年の統計・分類を進め、2030年に中心区部でのバイク走行を禁止する。

自動車に関しても、一部道路で特定の時間や日にちで走行を禁じる予定だ。
(『Tuoi Tre』2017年6月4日、p.02)

解説

ハノイ、ホーチミン市の交通渋滞は深刻さを増す一方です。交通警察局の統計では、2016年12月末時点における全国のバイク・原付の登録数は約4900万台となっています。ハノイには520万台、ホーチミン市には750万台のバイクが存在し、増加の一途を辿っています。

ハノイのバイク規制は今回に始まったことではなく、過去には登録制限なども試みられていますが、「所有の自由」を侵害するといった理由などで失敗しました。この「バイク走行禁止」も直近では2016年に、2025年を目処として案が出ていました。

最新案では、2030年を目処とし、その間に何とか公共交通機関の整備を図ろうという考えで、今年からバス・ラピッド・トランジット(BRT)1号線が運行開始、全国初の都市鉄道も2018年正式開業を予定していますが、禁止するとなると今あるバイクをどう処理していくかなど、詰めねばならない問題は多々あります。

一方、自動車は量的な制限はせず、中心部に進入する車両から料金を徴収して走行を規制する方向で案がまとめられています。

改正旅行法案に
外資アウトバウンドは盛り込まれず

今国会提出の改正旅行法案で、外資企業に対するベトナム人の海外旅行ツアー催行業務(アウトバウンド)を認める内容が削除されたことで、一部企業が失望している。

現行法でも認められていないが、草案は認める内容でこれまで進められていたため、期待が持たれていた。ただ認可に対しては、国内企業からの強い反発があった。
(『Thoi Bao Kinh Te Sai Gon Online』2017年6月1日)

解説

ベトナム旅行協会(VITA)によると、2016年にベトナムから海外旅行に出かけた人は約650万人、前年比で15%伸びています。海外旅行の土産話をベトナム人から聞くことは当たり前になり、社員旅行で近隣諸国に行くケースもかなり多いようです。ビザの規制緩和もあり訪日ベトナム人も非常に増え、日本政府観光局(JNTO)によると2016年のベトナムからの訪日旅行者は23万3800人で前年比26%増、過去最高となっています。

現在もなお、外資旅行会社は合弁しか認められないなど規制の残るベトナム旅行業界。大きな伸びが期待できるアウトバウンド事業に対しては外資企業の関心も大きく、実際には地場パートナー企業と連携して、すでにサービスを提供しています。これが“お墨付き”を得られるような草案であったため、期待が膨らんでいました。

しかしながら外資のアウトバウンド認可には、小規模企業は世界的なグループ企業と競争できないといった国内企業からの反発が強く、VITA副会長は最終的な規定の削除について、「世界貿易機関(WTO)加盟時の誓約に反するため」と説明しています。

掲示板ご利用の前にベトナムスケッチ掲示板ガイドラインをご参照ください。投稿にはFacebookアカウントが必要です。アカウントはFacebook公式サイトにて無料で取得できます。※編集部への質問や問い合わせに関してはコチラからどうぞ。

関連ベトナム記事

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説5月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説5月号

ベトナムの高齢化が急速に進行、平均寿命は東南アジア3位 ベトナム高齢者協会は、「アジアの高齢化への適応」をテーマとしたセ…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説4月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説4月号

新春の縁起の良い日に「ゴールド」を買う 旧暦1月10日は「財神」(Than Tai)の日。この日にゴールドを買えば1年中…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説3月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説3月号

ハノイでF1、開催費6000万USD ハノイは、2020年4月に自動車レースの最高峰「フォーミュラ・ワン(F1)」を開催…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説2月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説2月号

ベトナム米を国際ブランドに、ロゴマークを発表 農業農村開発省は「第3回ベトナム稲作フェスティバル」でベトナム米のロゴを公…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説1月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説1月号

コンビニ競争激化、本格的な成長期に 不動産管理会社「サヴィルズ/Savills」は、10年間の模索期を経てコンビニが本格…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説12月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説12月号

離着陸時の携帯電話使用、300万~500万VNDの罰金 ベトナム航空局は、搭乗客に機内での携帯電話・電子機器使用を控える…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説11月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説11月号

ベトナムのロジスティクス業界、毎年2万人の人材不足 2018年9月8日(土)に、ホーチミン市で開いた「ロジスティクス業界…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説10月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説10月号

2019年の最低賃金は5.3%引き上げで妥結 国家賃金審議会は、2018年8月13日(月)、2019年の地域別最低賃金に…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説9月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説9月号

ベトナム人の清涼飲料水消費、年間50億L ベトナムの清涼飲料水の消費量は、2016年に40億Lを超え、2018年には50…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説8月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説8月号

ベトナムでも手軽かつ安価に 唾液でHIV検査 ベトナムで、唾液によるHIV検査が可能になった。オンライン販売サイトなどで…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説7月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説7月号

犬や猫に噛まれないよう注意 低い予防接種率 ホーチミン市予防保健センターによると、2018年2月に犬や猫に市民が噛まれた…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説5月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説5月号

美容用品への支出、 農村部で著しい伸び 世界的な消費者行動調査会社「カンターワールドパネル/Kantar Worldpa…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説6月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説6月号

外国人の強制社会保険、 間もなく政令公告へ ベトナムで働く外国人の社会保険は、当面は、疾病、妊娠、労働災害・職業病の短期…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説4月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説4月号

「ベトナムに学べ」 中国紙がサッカー越U23代表を称賛 中国で開催された「サッカーAFC U-23選手権2018」で、ベ…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説3月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説3月号

「どうせ聞いてもらえない」政策に 意見しないベトナム企業 「リーディングビジネスクラブ/Leading Business…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説2月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説2月号

ホーチミン市に近代的な 予防接種センターがオープン ベトナムワクチン社は、ホーチミン市フーニュアン(Phu Nhuan)…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説1月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説1月号

ベトナムの台風被害に 日本が緊急支援 チャン・ダイ・クアン(Tran Dai Quang)国家主席は2017年11月7日…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説12月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説12月号

卵と鶏肉で トレーサビリティを導入 ホーチミン市商工業局は2017年8月30日(水)、ヴィンタンダット(Vinh Tha…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説11月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説11月号

卵と鶏肉で トレーサビリティを導入 ホーチミン市商工業局は2017年8月30日(水)、ヴィンタンダット(Vinh Tha…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説10月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説10月号

2018年最低賃金6.5%増 最高は398万VNDに 国家賃金審議会は2017年8月7日(月)、2018年の地域別最低賃…