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ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説6月号

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カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2017/05/25 – 10:00

情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。

機能食品が急伸
健康意識の高まりで

保健省によると、2014年に新規登録された機能食品は1062点だったが、2015年には1万493点にまで増加し、2016年は9ヶ月で8008点(国産4855点、輸入3153点)となっている。

また、10年前には全国13ヶ所しかなかった機能食品の生産施設は、2016年には輸入・メーカー計4000社(うち国内生産施設837社)に達している。

(『Thoi Bao Kinh Te Sai Gon Online』2017年4月10日)

解説

「日本からコラーゲンを買ってきて」。一時帰国の際、ベトナム人にこう頼まれたことがある在住日本人は結構いるのではないでしょうか。現在ベトナムでは、所得や健康意識の向上からサプリメントなどのいわゆる機能食品の利用が伸びており、日本製品では霊芝なども人気のようです。

機能食品を使用する成人の割合はハノイで6割、ホーチミン市で4割に上るという数字もあり、国内外の多くの企業がこの市場を狙っています。筆者の周囲では若者よりも中高年に利用者が多いでしょうか。新聞などを見ても、実に様々な商品の広告が掲載されています。最近ではフィットネスジム利用者の増加もあってか、プロテインなどの販売も目立ちます。

一方、日本製品などで効果や用量等をよく分からないまま使用している人が多く、こういった消費者の知識不足に付け込んだ商品の偽造、品質や商標、産地などの偽装も複雑化しており、特にホーチミン市とハノイで多いそうです。偽造品・悪質品は中国から国境貿易などで入るものがほとんどで、パッケージや産地を変えるなどして全国各地で販売されています。

小学生にICタグ持たせ行動把握
渋滞・安全対策の一環

2017年3月31日(水)に開かれたホーチミン市との会議で1区人民委員会は、児童の安全を確保しつつ交通渋滞を抑制する対策の一環として、ICタグ(チップ)を持たせたり、バスに監視カメラを設置したりすることを提案した。渋滞を抑制するために児童を徒歩・バス通学させる上で、子どもが今どこで何をしているか保護者が把握できるようにするもの。

(『Thanh Nien』2017年4月1日、p.08)

解説

ホーチミン市などベトナムの都市部で深刻化する交通渋滞。これまでにも時間差通学・通勤など様々な対策がとられています。最近、全国的に行われている歩道を占有した商売の一掃などもこの一環ですが、根本的な解決策はいまだ出ていません。

ベトナムでは交通事故・犯罪防止の観点から、小学生までは親が子どもを学校まで送り迎えすることが一般的で、登下校時の校門周辺はバイクで溢れ大混乱。最近ではマイカーの利用拡大もあり、学校前の渋滞に拍車がかかっているようです。

今回のICタグを持たせるという提案は、渋滞緩和を目指して徒歩やスクールバス等を利用した通学(バスの乗降場も校門から離しておく)を浸透させるにあたり、子どもが親や教師の目から離れる時間に心配せずに済むように、という安心策のようです。

ただ、すでにスクールバスを試験導入した学校でも利用率は高くないそうで、やはり小学生では子どもを教師に直接引き渡したいという心理が根強いようです。そのため今回の提案に対しても、補助的な対策でしかなく、より根本的な解決策を求める声が出ています。

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