【ハノイ通信】ハノイ名物のフォーは、やっぱり老舗で味わいたい!

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ハノイで生まれ、今や世界中にも有名なフォー。市内のどこにも店があるが、地元ハノイっ子が店名を聞いただだけですぐに分かる、10年以上にわたり営業している場所は実は数が限られている。昔ながらの味が楽しめる必食の5品を堪能しよう。
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1980年開業。牛肉のにんにく炒めたっぷりのフォーで一本勝負!

フォーティン Pho Thin 品質を守るために材料を厳選し、作り方も複雑。例えば、濃厚スープを作るために、豚骨、牛骨、鶏の足、各種野菜など、様々な具材を8時間以上も煮込んでいる。 PhoThinメニューは「牛肉のフォー/Pho Bo」(5万VND)のみで定番のレア牛肉は入れない。子どもも安心して食べられるよう、牛肉をニンニクで炒めてしっかり火を通す
フォーティン / Pho Thin Cua Hang An Uong Mau Dich So 37 住所:13 Lo Duc St., Hoan Kiem Dist., Hanoi 電話: 0162 769 7059 営業時間:5:30~21:30 (L.O.)21:30

お母さんが作ってくれたような懐かしい味

フォーニョー Pho Nho 来店客を家族のように大切にするのが、この店の精神だ。店主が牛肉や材料を丁寧に選び、自分の母のレシピを使って、子どもの時に味わった旨さを提供する。 PhoNho「茹で牛肉のフォー/Pho Chin」(3万VND)や、「すね肉のフォー / Pho Bap Bo」(6万VND)など。カリカリ揚げパン「クアイ/Quay」(4個1万VND)を浸しながら味わおう
フォーニョー / Pho Nho Cua Hang An Uong Mau Dich So 37 住所: 27A Huynh Thuc Khang St., Ba Dinh Dist. , Hanoi 電話: 091 493 6666 (英語可) 営業時間:6:00~22:00 (L.O.)22:00

フランス植民地時代の路上店から始tまり発展した

“幸せ”のフォー Pho Suong 毎日移動しながらフォーを売り歩く小さな行商が、旧市街で店を構えたのは30年前のこと。店に「幸せ」という名をつけて、旨い料理と親切な接客で満足させてくれる。 PhoSuongスープは牛骨のみを使い、ほぼ丸1日煮込む。ほどよい火加減のレア牛肉と、よく火を通した薄切りの牛胸肉の「フォーターイガウ/Pho Tai Gau」は5万VND
“幸せ”のフォー / Pho Suong Cua Hang An Uong Mau Dich So 37 住所:24B Ngo Trung Yen, Dinh Liet St., Hoan Kiem Dist., Hanoi 電話:091 619 7686 営業時間:5:30~11:30 / 16:30~21:30 (L.O.)21:30

38年の歴史を誇る、赤ワインシチューのフォー

フォーティン Pho Thinh 牛肉は特徴的な赤が出るように赤ワインとウコン粉に漬けてから、トマトとニンニクで炒め、牛骨スープで6時間煮込んだ「赤ワインシチューのフォー/Pho Sot Vang」が人気メニューだ。 PhoThinh「レア牛肉と赤ワインシチューのフォー」(4万5000VND)は、フランス文化がもたらした赤ワインの風味と、八角などの香辛料が効いたフォーの伝統的な味わいが織り成す一品D
フォーティン / Pho Thinh Cua Hang An Uong Mau Dich So 37 住所:39 Ton Duc Thang St., Dong Da Dist., Hanoi 電話:(04) 3843 8654 営業時間:6:00~23:00 (L.O.)23:00

外国人が入りやすい、洗練された空間

リークオックス通り10番地のフォー Pho 10 Ly Quoc Su 脂肪が少ない良く茹でた肉と、柔らかいバラ肉を合わせた「ヒレとバラ肉のフォー/Pho Chin Nam」(6万5000VND)は、透明なスープは牛骨からにじみ出た自然な甘さが特徴だ。 PhoLyQuocSu調理場と店内がガラスで仕切られ、床にはゴミ一つなく、夏でもフォーを楽しめるようエアコンを完備。地元の人にも外国人にも人気。英語メニューあり
リークオックス通り10番地のフォー Pho 10 Ly Quoc Su 住所:10 Ly Quoc Su St., Hoan Kiem Dist., Hanoi 電話:(04) 3825 7338 営業時間:6:00~14:00 / 17:30~22:00 (L.O.)21:30 ウェブサイト:http://pho10lyquocsu.com
本格フォーはいつまで味わえるのか
  フォーの老舗店ではお年寄りが注文を受け、店員に指示を出す光景は珍しくない。1つ1つの材料選びから気を配ることが必要だが、「地道に頑張って学ぶ人がまだ見つからず、仕込みや調理をまだ教えられない」とある有名店の店主は語る。 骨を何時間も煮る代わりに、「うま味調味料を加えたフォーは安く、そんな店があちこちで増えているから客が減っている」と別の店の主人。数十年後も伝統的なフォーが味わえるか心配する声もあり、フォー好きの心中は穏やかではない。