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ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説8月号

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カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2016/08/18 – 10:26

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大気汚染対策、2020年までの国家行動計画を承認

首相は、2020年までの大気の質管理に関する国家行動計画、2025年までのビジョンを承認した。

2020年までに80%の鉄鋼、化学、化学肥料工場が塵を処理し、SO2、NOx、COで環境技術基準を満たす。90%の火力発電所、80%のセメント工場、70%の鉄鋼、化学、化学肥料工場で連続自動排気観測設備を設置する。

(『Thoi Bao Kinh Te Viet Nam』2016年6月7日、p.02)

解説

工業化や都市化に伴い大気汚染が深刻化しているベトナム。スウェーデン大使館などによると、2014年のベトナムの大気汚染の状況は178ヶ国中ワースト8位。一因にオートバイや自動車など個人車両の増加があり、確かに現地で生活していると、道路にすし詰めのバイクに喉の調子を崩すことも珍しくありません。

スペインのNPOなどによる2012年の報告書では、ベトナムでは大気汚染が原因と見られる死者数が、2010年の1万人から2030年に2万人超に倍増する恐れが指摘されています。環境総局によると、石炭産業、火力発電所、鉄鋼・セメント生産も汚染源とされ、ハノイ、ホーチミン市のほか、石炭の一大産地である北部クアンニン(Quang Ninh)省も深刻な大気汚染地域に挙げられています。

このような状況を受け国内では、個人車両を減らし、汚染を改善しようと都市鉄道やBRT(高速バス)などの公共交通整備が進められており、日本含め各国が汚染改善に積極的な支援を行っています。

セクハラ「男にはする権利」ベトナム人にまかり通る考え

ベトナムではまだ、職場でのセクハラに関する正式な統計はとられていない。ただ、身体に触る、不適切な言葉をかける、下品な視線や動作といったセクハラ行為は存在し、労働傷病兵社会福祉省が2012年に行った調査では、職場でのセクハラ被害者は女性が約8割と圧倒的で、大半が18~30歳であることがわかっている。

(『Tien Phong』2016年5月31日、p.13)

解説

セクハラ問題は近年ベトナムでも報道が増えるなど、社会的な問題認知が広まりつつあります。

ITやソーシャルメディアの発達、考え方の変化から、訴えやすくはなっているようですが、加害者が上司であることも多く、被害者が泣き寝入りしたり、退職してしまったり、雇用者も問題を把握しながら知らない振りをしたり、注意程度で済ませる場合も多いようです。ベトナム人男性には、男はセクハラして当たり前、と考える人もいるといいます。

ベトナムにはまだ、セクハラについて詳しく定めた法令がなく、2015年に労働傷病兵社会福祉省から「職場でのセクハラに対する行動規範」が出されましたが、これも勧告書に過ぎず法的制裁はありません。

ベトナムの職場では女性が多数活躍し、現地に住む日本人には組織を管理する立場の男性が多いと思いますが、組織内でこのような状況が発生していないか目を配るとともに、服装、言葉、対人距離感などの違いもあり、自分自身にもセクハラと思われる言動はないか、日本以上に気をつける必要があるかもしれません。

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