ベトナムふしぎ発見!/「働かせるくらならお金をあげる!」 /学生アルバイトが意外と少ない理由

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人気ナンバーワンは家庭教師 でもバイトする学生は2割以下

2015年のアルバイト関する調査によると、18~22歳のベトナム人大学生500人中、57%にバイト経験がある(うち、現在もバイトをしているのは19%)。友達からの紹介やSNSで探し、人気は①家庭教師、②飲食店での接客、③販売員、④ビラ配り、⑤レジ打ちなど。特に家庭教師は楽で学業の妨げにならず、結構なお金を稼げると大人気だ。 だが、地方から上京した女子学生の場合、バイト探しはなかなか大変。田舎では「都会のカフェは怪しい」とされ、親が納得する「品の良い」仕事を探す必要があるためだ。家庭教師が人気の理由はここにもある。他には受付嬢、配達、清掃員などだが、容姿、言語、体力などが求められうため、誰でもできるわけではない。

バイトをさせたくない都会の親

アルバイト学生は裕福でない田舎の両親を助ける場合が多いため、都会の親はバイトを貧しさの象徴と見る傾向がある。バイトを経験するより、将来良い仕事に就けるよう学業に専念すべきだ考え、また疲れたり騙されたりするのを心配する。それでも子どもがバイトをしようとすると、“バイト代”(100万~200万VNDほど)を渡す親もいるほどだ。さらに、大学にまで通っているのだから、大学生は人からサービスされるべき立場でいるべきだと考える人が多いことも、学生アルバイトが少ない原因かもしれない。
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