【ハノイ通信】醸造所直営店のクラフトビールで乾杯!

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ビールがうまい季節到来! 実はハノイにはチェコやドイツ風の醸造ビールが飲める店が豊富。いつものベトナムビールを氷で割ってぐびっとやるのもいいけれど、モルトとホップが効いたどっしり系ビールをぜひ体験してみて。
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本場チェコのテイストにこだわったベトナム産ピルスナー

ホアヴィエン Hoa Vienr 1842年創業のチェコの老舗ビール「ピルスナーウルケル/Pilsner Ulquell」を取り扱い、チェコ産のほか、市内の別店舗で醸造したラガーとダークラガー(300㎖3万8000VND~)を味わえる。チェコ製の醸造設備を導入し、材料も輸入と、チェコ留学経験のあるオーナーのこだわりが詰まった生ビールは、独特の苦味とホップの香りがあり、ベトナムのビールとは一線を画す。 HoaVien_VNS_ED_201606_photo_001 チェコ産ピルスナーは300㎖ 6万8000VND~。ピルスナーウルケルの昔の看板や広告が飾られた店内は、チェコ人建築家がデザイン。サービスの質も高い
ホアヴィエン/Hoa Vien 住所:10 Nguyen Bieu St., Ba Dinh Dist., Hanoi 電話:(04) 3972 5565 / 091 530 0026 営業時間:9:00~23:30 (L.O.) 22:30 ウェブサイト: www.hoavien.vn ※他1店舗

湖畔のテラスでいただくドイツ風アロマビール

レジェンド Legend 市内の別店舗に設備があり、ドイツの製法で醸造された「ドゥンケル/Dunkel」と、マイルドで軽い飲み口の「ラガー/Lager」(300㎖4万2000VND)を味わえる。 Legend_VNS_ED_201606_photo_002 ホアンキエム(Hoan Kiem)湖の景色を楽しめるディンティエンホアン(Dinh Tien Hoang)通り店は、観光の合間の利用に便利.
レジェンド/Legend 住所:2F, 1-3-5 Dinh Tien Hoang St., Hoan Kiem Dist. , Hanoi 電話:(04) 3936 0345 営業時間:9:30~23:00 (L.O.) 22:00 ウェブサイト: http://legendbeer.vn ※他3店舗

ドイツの専門家が管理する3種の本格醸造ビール

エレッソン Eresson もともとは電気機械の製造会社で、受注をきっかけにビールの醸造設備を自社で設計&生産。ドイツ人技術者が醸造を指導し、ホップなどの材料は輸入、水は厳選されたベトナムのものを使用している。3種類のビールのうち、ラガーと黒ラガーは300㎖3万VND~。ハノイで珍しい薄茶色のアロマビール(300㎖5万VND)は、ハチミツのような甘い風味で女性におすすめ。 Eresson_VNS_ED_201606_photo_001 Eresson_VNS_ED_201606_photo_002 ミーディン(My Dinh)バスターミナルの近くにある2層吹き抜けの超大型店舗。同じくドイツの技術で作ったシングルモルトはすっきりと飲みやすくハイボール向け
エレッソン/Eresson 住所:9 Pham Hung St., Nam Tu Liem Dist., Hanoi 電話:(04) 3768 0205 営業時間:8:00~23:00 (L.O.) 22:30 Facebook: Eressonbeer

足を運ぶ価値のある、オリジナルのチェコ風ビール

チュックヴィエン Truc Vien 落ち着いた雰囲気の店内で、苦みと香りのバランスがよいチェコ風生ビールを提供。ラガー(300㎖3万5000VND)と黒(300㎖3万8000VND)の2種類を味わえる。 TrucVien_VNS_ED_201606_photo_001 チェコを代表する銘柄「スタロプラメン/Staropramen」などの生ビールも取り扱う。つまみには「チェコチーズ揚げ/Fried Czech Cheeze」(11万9000VND)を
チュックヴィエン / Truc Vien 住所:40 Tran Duy Hung St., Cau Giay Dist., Hanoi 電話:(04) 3736 5688 営業時間:9:00~23:00 (L.O.) 22:30 Facebook: Truc Vien Czech Beer and Restaurant
ハノイに醸造ビールが多い理由
  2000年代、ビアホイと比べて値段が数倍はする醸造ビールが、ホーチミン市よりハノイで早く普及している。これには北部ならではの事情がある。  1960年代以降、東側諸国との交流の一環で、チェコや東ドイツに多くのエリート留学生が渡り、科学技術や生産技術を学んだ。特にもともと社会主義だった北部から多くの学生が留学し、今では立身出世した人も多い。そんな彼らが留学先で飲んだ味を懐かしみ、その需要に応える形でハノイに醸造ビールが増えたのだとか。