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メディカルトーク
第118 回蚊への徹底対策で防ごう!
世界的に広がるジカ熱

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カテゴリ:メディカルトーク
更新:2016/02/14 – 10:00

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メディカルトーク

症例

40代、男性。タイに観光目的で渡航。ベトナムへ帰国した数日後、頭痛を伴う発熱が出現。その後すぐ、前胸部から腹部にかけて麻疹のような皮疹が出現し、受診。デング熱にしては皮疹が出るのが早く心配していたが、経過観察のみで軽快した。

今回のドクター

河野(富浜)有香家庭医・総合診療医/
インターナショナルSOSホーチミンクリニック

① ジカ熱とは?

ジカ熱は、デング熱やチクングニア熱などと同様に、日中主に活動する蚊を媒介にして感染するウイルス性疾患です。

ウイルスはもともとアフリカやインドで確認されていましたが、ナイジェリアや南太平洋のほか、東南アジアではカンボジアとマレーシアとインドネシア、またブラジルをはじめとする南米などで流行の報告があり、世界的な広がりを見せています。日本でも近年輸入例の報告が3件ありました。ベトナムでの感染の可能性もあると考えられます。

② ジカ熱の症状は?

発熱、頭痛、咽頭痛、眼球発赤、目の奥の痛み、発疹、筋肉痛、および関節の痛みなどが3~12日間持続します。また、通常軽度ですが、ギランバレー症候群や髄膜脳炎の合併症を認めることもあります。

③ ハイリスクグループは? 予防方法は?

蚊に刺される可能性のある熱帯および亜熱帯への旅行者と駐在者は注意が必要となります。

予防ワクチンや薬は、現在存在しておりません。蚊に刺されないことが肝要です。そのためには、まず長袖シャツと長ズボン、帽子を身に着けて皮膚の露出を避けます。そして、適切な防虫剤を使用しましょう。有効成分の割合が高いほど、作用が長くなりますが、皮膚トラブルとの兼ね合いがつらいところです。そこでおすすめしたいのは、ディート、ピカリジン、レモンユーカリのオイルなどの防虫剤です。なお、ディート12%の防虫剤であれば2時間ごとの塗り直しが必要です。

ほかにペルメトリン処理された衣類や防護具なども有効ですが、肌に直接ペルメトリンを使用しないでください。また、空調の効いた締め切った部屋で過ごし、就寝時は蚊帳を使用してください。

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