【ダナン】ソンチャー半島の隠れ観光スポットへご招待
【スポット1】巨大サッカーボールが目印
レーダー29展望台
Tram RADAR29 Dai Quan Sat
白い巨大なサッカーボールのような物体が乗った建造物は、ベトナム軍のレーダーサイトで、ベトナム戦争時に米軍によって作られたものだ。そして、その隣、元々は米軍のヘリポートだった地点に、ダナン湾の眺望が抜群の展望台がある。ここから周囲を見渡せば、世界一美しいサルとも称されるドゥクラングールを発見できるかもしれない。ちなみに、このドゥクラングールは絶滅危惧種で、周辺に生息しているのはわずか200匹程度。他のサルに比べ手足が白いので、遠目でもすぐ見分けがつくはず。
イッキェウ(Yet Kieu)通りをティエンサー(Tien Sa)港に向かって進み、「Eco Park」と書かれた看板を右折して、上り坂を車で約15分行くと到着。展望台にはサルの石像が立つ
【スポット2】「夏草や兵どもが夢の跡」な心境を満喫
飛行場跡
San Bay Truc Thang
1965年に、ダナンから侵攻を開始した米軍が作った飛行場の跡地。現在は何も残っておらず、辛うじて滑走路の跡を見つけられる。ベトナム戦争当時は、負傷兵や戦死者の遺体をここまで運び、16機あった航空機で東シナ海沖に停泊していた第7艦隊の艦艇まで移送していた。
武器や食料といった物資の輸送のほか、航空機の修理なども行っていたという。何もない原っぱではあるが、季節によっては、珍しいチョウやトンボを目にすることもできる。
【スポット3】ベトナム版「考える人」像に会いに行こう!
頂盤棋
Dinh Ban Co
ダナン市内の展望が格別で、夕日も見られるので時間帯を見計らって訪れたい。ある伝説によれば、かつて将棋の腕前を競っていた2人の男がここで対局し、下の浜で舞う天女に気を取られた方が敗れたという。勝った男は天女とともに天へと消え、敗れた男は1人取り残されたのだそうだ。なお、日没後は周辺が真っ暗になるので注意が必要。
「飛行場跡」をさらに15分ほど道なりに進むと、右手に大きな岩が出てくる。そこが「頂盤棋」。将棋盤を前に熟考する男の石像が立つ
【スポット4】秘密基地にもなった天然ジャングルジム
菩提樹
Cay Da
樹齢800年という菩提樹は、幹から横に枝を張り、その枝からまた根が伸びて段々と太くなり、現在は高さ22m、横幅は80m。1本の木なのに、まるで林のような不思議な姿は、写真撮影ポイントとして人気だが、抗仏戦争とベトナム戦争時には、解放軍の基地として使われていたことも。木の枝が巻いてできたブランコもあるので探してみて。
「頂盤棋」から道なりに進み、指示板に従い右折。しばらく下り、「インターコンチネンタルダナンサンペニンシュラリゾート/Intercontinental Danang Sun Peninsula Resort」の正門前を通り過ぎ、さらに車で15分ほど進むと到達
さて車の手配はどうしよう!?
ハン(Han)橋から各スポットを巡るコースで約3~5時間。車のチャーターなら、まずはホテルに相談しよう。大きなホテルには、チャーター車があるもの。また、タクシーを利用するのも手。参考までに、「ヴィナサンタクシー/Vinasun Taxi」は4シート(65万VND/約3630円)、7シート(75万VND/約4190円)ほどが目安。
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