子どもたちの作品を使って、／その背中をそっと後押ししよう

プチ貢献がプラスされた、ベトナムのカワイイもの、おいしいもの、そして、心温まるおもてなしをご案内。

ベトナム戦争で使われた枯葉剤は、兵士や住民の体の中に取り込まれ、１９７５年の終結から41年が経った今日もなお、3代目の先天性障がいを持つ子どもが生まれている。ハノイ郊外にある「ベトナム友好村」は、その影響で障がいを持ち、かつ家庭での扶養が難しい6～20歳の120人の子どもを無料で預かり、敷地内の宿舎、学校、病院で手厚くケアするNPO団体の施設だ。通常の授業の他に裁縫、刺しゅう、造花やコンピューター教室もあり、市内で販売されているその作品の収益は、全額施設に還元される。戦争の傷は深い。だからこそ、まだできることがある。一つ一つの作品が、彼らの明日への最初の一歩だ。

ベトナム友好村／Vietnam Friendship Village 【販売店】ベターワールド／Better World 住所：8 Xuan Dieu St., Tay Ho Dist., Hanoi 営業時間：10:00～19:00 （月曜定休）ウエブサイト：www.vietnamfriendship.org/wordpress

Miwa ARAI 海外歴23年のライター・エディター。様々な状況で「ひとりができること」を探索中