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ベトナムニュース解説 12月号

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カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2014/12/21 – 10:00

情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。

歴史的要素は一部保存
40階建ての新タックスデパート

ホーチミン市タックス(Tax)デパートのプロジェクト責任者によると、新しいタックスデパートの設計には米国ゲンスラー(Gensler)社が選ばれている。

40階建て、地下5階となり、2015年着工、2019年完成を予定している。責任者は、タックスデパートは1880年代からの歴史ある建築物で、市民に親しまれている風景となっているため、歴史的要素は一部を残すとしている。
(『Nguoi Lao Dong』2014年10月4日、p.03)

解説
ホーチミン市のランドマーク的存在だった国営百貨店「タックスデパート」。メトロ1号線開発の一部用地引渡しと建て替えのため、2014年9月25日(木)をもって市民に惜しまれつつ、130年余りの歴史に幕を下ろしました。

しかしタックスデパートが取り壊され、跡地に40階建てビルが建設されるという計画が大きく報道されると、科学者、建築家、市民などから「保存」を求める声が上がり、署名運動も始まりました。2014年10月8日(水)時点で2500人近い署名があったようです。外国機関からも保存を望む声が出ており、フィンランド総領事館は市と文化スポーツ観光省に、一部を保存する対策を取るよう要請、場合によっては作業にかかわる人材や費用も準備できると伝えました。国内外の声に市もタックスデパートの保存を検討していますが、どの部分を、どういった形で保存するかなど、具体的なことはまだ何も伝えられていません。

歴史的建築物のほか、ホーチミン市やハノイ中心部では街に涼を生んできた、大きな古樹も都市開発に伴い多数伐採されており、市民から惜しむ声が多数出ています。

商標にもチュオンサー・ホアンサー必須、ベトナムの地図イメージ利用で

知的財産局は、商標における地図の利用について通知した。

企業は、ベトナム産の商品・サービスであることなどを示す際に、ベトナムの地図イメージを用いることができるが、地図に関する規定を遵守し、チュオンサー(Truong Sa)諸島、ホアンサー(Hoang Sa)諸島を示さなければならない。

過去に両諸島が示されていない地図で商標登録していた場合も、十分に示し登録し直さなければならない。この変更手続きに手数料はかからない。商標に不十分な地図を用いていた場合、行政処罰される可能性がある。
(『Phap Luat』2014年11月3日、p.11)

解説
2014年は、ベトナムの東に広がるビエンドン(Bien Dong)海における、中国の違法な石油リグ設置と、これに対するベトナムの抗議活動が世界的なニュースになりましたが、この海に浮かぶチュオンサー、ホアンサー諸島は歴史的、法的にもベトナムに領有権があり、ベトナムの地図を描く際には、両諸島も明示されていなければなりません。

2014年1月1日(水)に発効した、気象や測量、地図に関する罰則を定めた政令173/2013/ND-CP号によると、両諸島などの島々を含め、国境線、主権、領土、領海を正しく示していない地図を作成したり、供給したりする行為には4000万~5000万VND(約21万8580~27万3220円)の罰金が科されます。この「供給」には国際的なやり取りや輸出入も含まれます。

過去には外国で制作された観光パンフレットのベトナムの地図で、この島々が不記載であるとして入国時に没収などの対象にもなっています。

製菓原材料「タンニャットフオン」、ベーカリー分野の発展に貢献

1990年代後半にベトナムに登場し、瞬く間に年間成長率30%を超える急成長分野となったベーカリー。市場ニーズを捉え1998年に設立された「タンニャットフオン/Tan Nhat Huong」社は、ベトナム初の製菓原材料供給業者として、国内消費者の信頼を勝ち取り、世界各国に輸出している。

2011~2012年にはホーチミン市とハノイで製菓学校、製菓用具・原材料販売店をオープン。開校3年で9000人あまりを育成し、100人近くが自分の店を持っている。
(『Tin Tuc』2014年10月13日、p.08)

解説
ここ数年、モダンでおしゃれなベーカリーが増えたベトナム。食糧・食品会によると、ベトナムのベーカリー分野の年間成長率は東南アジア最高です(2011年現地紙報道)。急成長の背景には経済成長と消費者ニーズの高まり、内外ブランド参入による市場の活性化があります。外資系では韓国「トゥレジュール/Tous Les Jours」、「パリバゲット/Paris Baguette」、シンガポール「ブレッドトーク/BreadTalk」などがあり、イートイン可能なカフェを兼ねた店舗でカップルや家族連れで賑わい、同様のスタイルで出店する国内企業も増えています。

外資参入でパン類は種類が豊富になった印象で、ケーキ類も以前はおいしいものを買うなら高級ホテルに行かねばなりませんでしたが、最近はこういったベーカリーの利用も増えています。日本人や日本で修行したベトナム人によるケーキ屋もオープンしています。

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