ベトナムの日本人/ハタメグミさん/イラストレーター

ベトナムサッカー代表U19は完成度の高いサッカーを展開 ベトナム人のサッカーファンと共に選手たちに期待していきたい

DONG5731 某日、ベトナムのニュースウェブサイト『ヴイエヌエキスプレス/VNEXPRESS』に「ベトナムサッカーU19の活躍を熱心に取材する日本人女性記者」というニュースが出ていた。そのニュースで取り上げられていたのが、本誌でもおなじみの連載コラム「ベトナムサッカーおっかけ通信」を担当しているイラストレーターのハタメグミさんだ。 「ベトナムはサッカー好きが多いと聞きますが、10月に解散してしまったU19の選手たちは『ベトナムサッカーの未来を変えるかもしれない』と多くのベトナム人から注目されています。私も彼らの完成度の高いチームプレーに惹きつけられ、彼らの未来の飛躍に可能性を感じました。U19を取材する日本人女性はとても珍しいらしく、色々なところから取材を受けるようになりました」。 ハタさんは2013年5月から2014年5月までの1年間、ベトナムに滞在。現在は日本を拠点に活躍しているが、U19遠征の情報が入れば、仕事のスケジュールを調整しながら彼らの元へ駆けつけた。ベトナムは国内はもちろん、大阪での合宿、ミャンマーでの試合まで追いかけたことも。 「選手だけではなく、選手の家族にも顔を覚えられ、試合後の打ち上げにも呼ばれるようになり、その度にたくさん飲まされていました(笑)」。 密着取材を続け、選手たちのやりとりを見てきたハタさんは、2014年9月に「マンガーベトナムサッカー&日本サッカー/MANGA – Bong da Viet Nam & Bong da Nhat Ban」という名前のフェイスブックページを立ち上げ、自身の特技を活かし、U19の選手たち1人ひとりのイラストを描いたイラストをアップ。ハタさんの描いた、選手たちのかわいいイラストはベトナム人のサッカーファンの間で瞬く間に人気となり、2014年11月5日(水)の時点で、フェイスブックの「いいね!」の数は1933件に上った。 「ベトナムのイラストというと風刺画が多いと思いますが、一方で私のイラストは選手たちの性格をイメージしながら、彼らのやりとりを描いています。これまでのベトナムになかったイラストがウケたのかもしれない」と分析。そんな中、ある日の試合で会場に行ったときに嬉しい出来事があったという。 「私が描いたイラストをプリントしていたベトナム人の女の子がいたんです。『私はあなたの絵が大好き!』といってくれて、ものすごく嬉しかったです!」。 自らの性格を「とことん追求するタイプ」というハタさん。夢中でベトナムサッカーを追いかける裏に彼女なりの思いがある。 「ベトナムのサッカーは、あくまで一番にはベトナムの人達のもの。私はそこに勝手にお邪魔させていただいているのだと思っています。今後も取材メインは、元U19の選手たちと育成世代中心ではあるのですが、Vリーグもベトナム代表もフットサルも女子も含めて、ベトナムのサッカー全般を可能な限り追いかけていきたい」。   ベトナムサッカーのある先なら、ハタさんはどこへでも追いかけていくのかもしれない。
ハタメグミ 東京出身。Jリーグチーム「柏レイソル」の試合プログラムをはじめ、サッカー関連の雑誌、企業PR冊子などのイラストやイラストエッセイを手掛けるイラストレーター。2013年から約1年、ホーチミン市に在住。現在は日本を拠点に、ひいきのサッカーチームの試合のたびに遠征する日々。「ベトナムサッカーおっかけ通信」(記事p.64)連載中。 はためにっき http://nikki.hatame.com
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