ベトナムスケッチ > ベトナムコラム > ベトナムニュース解説 > ...

ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説 9月号

タグ:
カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2014/09/19 – 10:00

情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。

ホーチミン市、バス車体広告は「ベトナム製品・ベトナム語」のみ

ホーチミン市レー・ホアン・クアン(Le Hoang Quan)人民委員長は、バス車体広告の試験実施について関係部局から報告を聞いた。

委員長は、面積・位置などの規則遵守、バス利用者の視界に影響させないことや、不快感を招く色、交通標識と重なる色を避けるほか、広告は「ベトナム製品のみ」とし、全てベトナム語で表示するよう指示した。

交通運輸局は計画案の細部を修正し、2014年8月末までに市に提出する。
(『Nguoi Lao Dong』2014年8月2日、p.07)

解説
「ラッピングバス」としてお馴染みのバス車体広告は、ベトナムでも各地で活用されていますが、商業都市ホーチミン市では、導入されていません。

実は20年ほど前の1992年には、ホーチミン市はバス車体広告を全国でも先駆けて取り入れていたのですが、2002年に禁止、これが現在まで続いています。禁止の理由は広告活動の是正や交通安全、公序良俗に反する広告の懸念など、さまざま言われているようですが、国の法律で禁止されているわけではなく、各方面から解禁要望が幾度となく出ていました。

ホーチミン市を走るバスは約3000台、運営に市は大きな補助をしており、額も年々増加、2013年は1兆4700億VND(約72億588万2350円)に達しています。この負担軽減に広告が期待されますが、市はまず2014年内にも10路線(156台)で導入、1年の試験展開のうえで本格展開すると慎重です。「ベトナム製品」、「ベトナム語」のみとするほか、広告は車体面積の50%までと決まっており、全体を広告化するフルラッピングはできず、あまり期待はできないという声もあります。

フンイエン省に「東京健康科学大学ベトナム」設立へ

グエン・タン・ズン(Nguyen Tan Dung)首相は、東京健康科学大学ベトナム設立プロジェクトの投資方針に同意した。早稲田医療学園ほか日本の組織、個人がフンイエン(Hung Yen)省で投資する非営利の外資系大学となる。

投資総額4210億VND(約20億6372万5490円)あまり、育成分野は機能回復・看護、理学療法、義肢整形用具。3年間の短大教育では看護、医学検査の育成を行う。ほか、医学技術を応用した科学研究、教育支援サービスも提供する。
(『Thoi Bao Kinh Te Viet Nam』2014年8月1~2日、p.02)

解説
近年ベトナムは、日本をはじめ各国政府、企業と教育分野での協力を強化しています。日本のODAによる「越日大学」設立も決まっており、ハノイのホアラック(Hoa Lac)都市区で、学生数は6000人(うち院生2400人)、科学・技術、医療、看護、農業、日本語、法律・経済、経営学を学ぶ大学となります。2016~2019年の正式開校を予定し、基礎科学、ハイテクを基盤とした優秀な大学モデルとして、2025年までにアジアのトップ大学50校入りを目指します。

両国の学校間では研修プログラムなどの協力が盛んに行われているほか、ベトナムは日本語教育にも力を入れています。大学での日本語学部設置だけでなく、2003~2004学年度からは中学、高校でも一部で外国語として日本語が取り入れられています。

信号の連動で渋滞解消、効果大で本格導入へ

ホーチミン市交通運輸局によると、1区リートゥチョン(Ly Tu Trong)通り、パスター(Pasteur)通りは、ラッシュアワーにはいつも渋滞が発生していたが、試験的に信号を連動させる対策を講じたところ、流れがかなりスムーズになった。

ひとつの通りの信号を連動させるもので、先の信号が、手前の信号より数秒遅れて青に変わり、車両は一定区間を信号停車せず走行できる。
(『Thanh Nien』2014年7月7日、p.07)

解説
初めてベトナムを訪れ、誰もがまず驚くのが、その交通量。特に都市部のラッシュアワーは凄まじく、バス、乗用車、オートバイ、自転車が入り乱れ、数百メートル進むのに数十分かかることも珍しくありません。

歩ける距離でも歩かないベトナム人。街を走る車両の大半はオートバイで、現在の登録台数は3900万台余り、すでに交通運輸省の2020年計画(3600万台)を大きく上回っています。ベトナムの人口が9000万人ですから、ざっと2人に1人はオートバイを持つ計算です。なおオートバイの年間販売は300万台弱です。一方で近年は所得水準の向上やステータスシンボルとして、自動車の利用が急拡大しており、登録台数は現在217万台超(同計画は350万台程度)、年間販売は10万台超となっています。

狭い道路に図体の大きな自動車が増えたことで、さらに深刻化する渋滞。ホーチミン市中心部で導入された今回の対策は効果を見て、今後市内の多数の道路で導入するそうです。

掲示板ご利用の前にベトナムスケッチ掲示板ガイドラインをご参照ください。投稿にはFacebookアカウントが必要です。アカウントはFacebook公式サイトにて無料で取得できます。※編集部への質問や問い合わせに関してはコチラからどうぞ。

関連ベトナム記事

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説7月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説7月号

25㎡のマンション建設認める 建設省 建設省は、ホーチミン市のダットラン(Dat Lanh)不動産社に対し、25㎡の商業…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説6月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説6月号

機能食品が急伸 健康意識の高まりで 保健省によると、2014年に新規登録された機能食品は1062点だったが、2015年に…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説5月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説5月号

裾野産業協会が発足 企業連携で産業発展 ベトナム裾野産業協会(VASI)が2017年3月18日(土)にハノイで発足。業界…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説4月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説4月号

全国民に「ヘルスレコード」 定期健診で病気を早期発見へ ベトナムで初めて、病気の早期発見を目的とした国民の「健康記録」を…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説3月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説3月号

日本留学の斡旋 悪質会社を処分・閉鎖へ 教育訓練大臣と梅田邦夫日本国特命全権大使は、ベトナム人留学生・実習生の管理、ベト…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説2月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説2月号

2017年の不動産市場 主役は大衆向け住宅 ベトナム不動産協会は、住宅需要全体の70%を占める大衆向け物件が、2017年…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説1月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説1月号

ニントゥアン省の原発計画 中止が決定 国会は2016年11月22日(火)、ニントゥアン(Ninh Thuan)省における…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説12月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説12月号

水力発電所の放流、 首相が商工業省に調査指示 2016年10月中旬の大雨で発生した北中部における洪水で、人命や財産に大き…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説11月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説11月号

小学3年から高校までの10年間 第1外国語の学習制度を整備 教育訓練省は来学年度から、小学校3年生~高校3年生を対象にし…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説10月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説10月号

「ポケモンGO」、 ベトナムでも大ブームに 2016年8月6日(土)、ベトナムでゲーム「ポケモンGO」の配信が始まった。…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説8月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説8月号

ハノイでバイク禁止計画、 「その後」の移動手段は? 2025年に中心部でのバイク利用禁止を検討しているハノイ。早晩やらね…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説8月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説8月号

大気汚染対策、2020年までの国家行動計画を承認 首相は、2020年までの大気の質管理に関する国家行動計画、2025年ま…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説7月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説7月号

伝統型小売の優勢続く近代型も2桁成長 市場調査会社カンターワールドパネル(Kantar Worldpanel)の2015…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説6月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説6月号

「自分は中間層」ベトナムは96% 実際は55%のみ 博報堂生活総合研究所アセアン(HILL ASEAN)によると、ホーチ…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説5月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説5月号

ホアンサー諸島での ミサイル部隊展開で中国に抗議 中国がホアンサー(Hoang Sa)諸島で軍用ヘリコプター基地を建設し…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説4月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説4月号

ASEAN経済共同体が 正式発足 2015年12月31日(木)、ASEAN(アセアン)経済共同体(AEC)が発足した。政…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説3月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説3月号

ジャポニカ米の輸出が 100%の伸び ベトナム食糧協会(VFA)によると、2015年のコメ輸出量は推計650万t超で、う…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説2月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説2月号

2050年までにほぼ全ての 都市廃棄物をエネルギー化 グエン・タン・ズン(Nguyen Tan Dung)首相は、「20…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説1月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説1月号

TPP発効時にベトナムが得る利益250億USD、 日米から210億USD 2015年11月9日(月)に行われた環太平洋パ…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説12月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説12月号

入国ビザ発給手数料を引き下げ 財務省は、外国人に対するビザの発給手数料について定めた通達157/2015/TT-BTC号…