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メディカルトーク
第95回 白人や女性に多い
耳硬化症

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カテゴリ:メディカルトーク
更新:2014/03/22 – 10:00

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メディカルトーク症例

27歳の女性が子どもを出産後、右側の耳に難聴と耳鳴りの症状が起き、来院。右側の耳は「耳硬化症」と診断され、手術をすすめた。手術は約30分かかり、翌日に退院。聴力は平常に戻った。

今回のドクター

グエン・チュン・クオン(Nguyen Truong Khuong)医師/FV Sai Gon Clinic

①耳硬化症とは?
鼓膜の裏側の中耳には、鼓膜の振動を内耳に伝える3個の小さな骨(耳小骨)があります。この骨の中でもっとも小さく、内耳への窓にはまり込んでいる骨を、あぶみ骨(こつ)といいます。
 
あぶみ骨と内耳窓(前庭窓または卵円窓)との間に骨のような組織(耳硬化症性骨組織)が増殖し、あぶみ骨が動かなくなり、難聴を引き起こします。

②かかる人の多くが女性
病気の原因は今のところまだ不明で、多くの研究では遺伝的要因があるとされています。諸研究によると、白人、女性や妊婦に多く、また麻疹の潜伏感染が原因とも考えられています。

③進行すると、混合性難聴に
主な症状は難聴で徐々に進行する傾向があります。片側だけ、または両側に起こることもあります。人混みの中では、男性の声よりも女性、子どもの声がよく聞こえると言われています。聴力検査で早期発見の場合は、伝音性難聴が多く、進行すると感音器(内耳・聴神経)の部分に機能障害がある場合は感音性難聴、または伝音器にも感音器にも機能障害がある場合の混合性難聴が見られます。
 
片側または両側の耳鳴症状が発症する場合もあります。耳鳴は軽度の音声もあれば、高度の音声も発生。この症状で診断に行く人も多いです。他に目まいや身体のバランスが悪くなる症状などもあります。

④手術で回復
あぶみ骨と内耳窓までしか進行していない場合は手術で回復できます。鼓膜を開いた後、あぶみ骨を取り出し、チタニウムで作られる人工のあぶみ骨と取り替えます。耳小骨から内耳までの伝音が改善。手術は20分程度。出血も痛みもほとんどありません。手術を望まない場合は、補聴器で聴力を補うことになります。

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