コトゥ族訪問ツアーで
心尽くしの「おもてなし」を堪能

※「カトゥ族」と表記されることもある

艶やかな民族衣装をまとった人びとによる歓迎の舞
ヤヤダンスでお出迎え
Welcome to Cotu World!
赤と黒を基調とした民族衣装に身を包んだ村人たちが、集会場「グル/Guol」の周囲にずらりと並び、ツアー客たちを迎えてくれる。コトゥ族訪問ツアーの始まりだ。歓迎の舞は、両手を掲げて手の平を天に向け、ゆっくりと上下に揺れるコトゥ族伝統のヤヤ(Ya Ya)ダンス。どらや太鼓が賑やかに場を盛り上げる。参加者も衣装を借りて、踊りの輪へ。思い出に残る記念写真が撮れそうだ。
ダンスはツアー終盤にも披露される。こちらは、参加者と村人たちがともに手を取り合い、バンブーダンスを楽しむ趣向となっている。
まだ観光客に慣れていないため、恥ずかしそうに踊る姿がほほえましい
ツアー客も参加できるバンブーダンス
他では味わえない、正真正銘の民族料理
民族料理ランチ
Let’s eat “Mon Dan Toc”!
歓迎のダンスの後はグラン(Grang)滝を訪れ、滝つぼにそよぐ涼風に癒されよう。ほどよくお腹がすいたところで、料理自慢の村へ移動。村の集会場には、ウコンをまぶした豚や鶏の串焼き、もち米の竹筒蒸し、川魚の蒸し物、モロヘイヤと川エビのスープといった豪華料理が並ぶ。山椒に似た風味を持つ、香り豊かな特産コショウを使ったソースをつけて食べよう。
注目は、コトゥ語で「水牛の角」を意味する「アヴィクオット(Avi Cuot)」。もち米を笹の葉にくるんで蒸したちまきで、ふんわりと漂う笹の香りを楽しめる。
祭りの時にしか食べないようなごちそうの数々がふるまわれる
水牛の角の形をしたアヴィクオット
本物のコトゥ織り小物をお土産に
コトゥ織り工房見学
Cotu Weaving Workshop
次はコトゥ織り工房の見学だ。女性たちの見事な手わざに感嘆するとともに、希望者は機織りにもチャレンジできる。ガイドによる、コトゥ織りに関するレクチャーもなかなか興味深い。伝統的な文様は、臼、囲炉裏、花、装身具といった、女性に関係あるものが多いのだとか。
小さいながらも、コトゥ織りを使った小物を売るショップもあるので、お気に入りを見つけて土産にどうぞ。
一時は衰退したコトゥ織りだが、FIDR(下記参照)などの協力もあり復活。海外へ輸出できるまでになった。現在は草木染にも挑戦中
コトゥ族の文化を残し、伝えていけるツアーを
日本のNGOが支援
Supported by Japanese NGO
地元観光協会をサポートしているのは、長年この地域でコトゥ族の生活向上支援を続けてきた日本の非政府組織(NGO)「国際開発救援財団(FIDR)」。協会立ち上げのほか、「観光客にコトゥ族の文化を知ってもらい、交流も図りたい。自分たちの文化を残していきたい」という彼らの希望を実現できるツアーになるよう、アドヴァイスを行うなどしている。
加盟村の中には、トウ・竹細工が得意な村も
ツアー参加時に配られるバウチャーで、工芸品や農産物などの土産物と交換
COLUMN:ツアー開催は1ヶ月数組限定
ツアーの受け入れは月に4、5組までで、完全予約制。10日前までの予約が、確実。半定住生活を送るコトゥ族は集団で数日間、村を空けることが多いためだ。訪問日に合わせ、
現地観光協会が加盟7ヶ村のうちどの村を訪れるかをアレンジ。最小遂行人数は6名。問い合わせ・申し込みはスケッチトラベル(vietnam@sketch-travel.com)へ。
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