関西女子のベトナム美容ガイド/南国べっぴん塾/第9回:ベトナムの美容室の実態

ベトナムは、そこら中に美容室があります。日系はもちろん、ベトナム系サロン、青空散髪屋など種類もたくさん。今までは日系しか行ったことなかったんですが、「ベトナムの美容事情をもっと肌で感じなあかん!」と、ローカル美容室に行ったことがあります。 さすがにカットは嫌やしなぁ、とメニューを見ると、「シャンプー&ブロー7万VND(約340円)」。めっちゃ安いと思ってオーダーする(今思えば後悔)。凄まじく愛想のない姉ちゃんに連れて来られたのは、皆ミニスカで谷間見えてまっせーなセクシーなお姉さんたち。あ、たぶん店間違えてもうたなと(今思えば後悔)。 しかし、意外とシャンプー台もちゃんとあって、とりあえずやってもらうことに。ファンタオレンジのような色の謎のシャンプーで洗ってもらいましたが、爪で思いっきりガシガシ洗われて、水はびしゃびしゃと顔に飛びまくる。 「うち化粧してるから、あんま水飛ばんようにして」 「後で拭いたらええやん」 「いや、なんか顔かゆいし…」 軽い舌打ちが聞こえ、生乾きのタオルで顔をふかれる。頭の中でこいつをしばいてることを妄想しながら、その後は頭と首をマッサージしてもらって、それはそれで気持ちいい。 次は別室に連れてかれて担当の姉ちゃんが変わり、ブローしてもらうことに。頭皮がちりちりするような温度でドライヤーしてもらいながら、うちがちょっとベトナム語をしゃべれるのが分かったみたいで、マシンガントークで話しかけてくる。 なんやかんや言うて完成し、まぁまぁ想像してたよりええか、とその時は気前よくチップも払ったのですが、家帰って髪をさわると、ちりちりになった髪がぱらぱらと…。熱で髪が溶けてえらいことに…。 次の日から、平成の時代ではなかなか目にしないソバージュ風になってしまった痛い思い出があります。まだローカル美容室は日本人にとって厳しい環境のようです。
こだま スパマネージャー。エステティシャンとして日本で4年勤務した後、 2010年にホーチミン市に移住。ベトナムの美容事情を関西弁でゆるく紹介。
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