2013.01.09

波と風を独り占め!/カイトサーフィンの聖地 「ムイネー」へ

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“いい風が吹く”といわれる「ムイネー/ Mui Ne」は、カイトサーフィンにぴったりのエリア。ハイシーズンの今の時季、世界各国からカイトサーファーが集まってきている。「2013 年、新しいことをやってみたい」という人は、楽しさや爽快さを得られるカイトサーフィンにムイネーでチャレンジしよう! 撮影/大池直人、ベトナムスケッチ編集部 協力/中村聡子(Windy Viet Nam)
alt="強い風を凧カイトに受けて 海上を滑走&大ジャンプ!"
「風が呼んでいる」プロが降り立つ場所 ホーチミン市からバスで約5時間のビーチリゾート「ムイネー」。大陸から吹く季節風の影響で1年を通して雨が少なく、とくに11 月から3月にかけて、ほぼ毎日強い風が吹く。 この風を求めて、世界中からカイトサーファーが集結している。現地で働くカイトサーフィンのインストラクターの多くがベトナム以外の海外出身者で、“ 風に呼ばれて”ムイネーに降り立った人ばかりだ。 良いコンディションに恵まれるため、カイトサーフィンのアジア大会「KTA(カイトボードツアーアジア/ Kiteboard Tour Asia)」が行われたことも(2013 年の開催は未定)。まさに、ムイネーは「ベトナムのカイトサーフィンの聖地(メッカ)」ともいえるエリアなのだ。
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水しぶきをあげて跳ぶ、そして、飛ぶ 凧(カイト)に風を受け、操作しながらボードで水を滑り、ジャンプや回転などをするのが、カイトサーフィン。ウェイクボードのボード操作、サーフィンのウェーヴライディング、パラセイリングの飛翔。これらを兼ね備えたカイトサーフィンは良いとこ取りのスポーツといえる。さらに、使用するカイトは海上だけでなく、陸上や雪上でも応用が可能だ。 安定したパワーのある風を受けたカイトが、体を空中に吊るした状態にさせることで、水の上に立って滑走できる。サーフィンと比べると、長時間水の上にいることができ、楽しい時間を得られるのが魅力のひとつだ。 自分の思い通りにうまく乗れた瞬間と、大自然との一体感はなんともいえない爽快感。しかし、初心者がいきなり自由自在に走り回り、驚くような大ジャンプをきめることは残念ながら不可能に近い。実際に乗りこなせなくても見ているだけでも楽しく、テンションが上がる。ダイナミックな動き、波を切る音に圧倒されっぱなしだ。 世界的に男性カイトサーファーの人口が多いが、ここムイネーでは女性カイトサーファーもちらほら見られる。男性のような躍動感溢れる技は見られないものの、しなやかな動きや技術で彼女たちは波と風に見事に乗っていた。 ・さあ、はじめてみよう。ビギナーレッスンを体験!自分用に! お土産に! ムイネーで見つけた「かわいいアイテム」インストラクターたちのおすすめスポット
波と風を独り占め! カイトサーフィンの 聖地 「ムイネー」へ