ベトナムスケッチ > ベトナムコラム > 越の国のこんな法律 > ...

ベトナムにおける
フランチャイズ展開とは

タグ:
カテゴリ:越の国のこんな法律
更新:2012/11/03 – 16:43

編集部では、皆様からの情報をお待ちしています。情報掲載をご希望の方は、コチラまでご連絡を!

ベトナムにおける/ フランチャイズ展開とはホーチミン市街を歩くと、ファストフード店やコンビニエンスストアをよく見かけますが、これらの大半はフランチャイズの形態をとっています。ベトナムの法律では、(1)フランチャイジー(加盟店)は、フランチャイザー(本部) が指定したビジネス手法(商標、商号、ノウハウ、ロゴ、広告など) を用いて販売又はサービス提供を行うこと、(2) 本部は加盟店をサポート・管理できること、(3) 加盟店は本部にロイヤルティーを支払うこと等が定められています。

フランチャイズビジネスをするための特別な許可は不要ですが、本部は商工省にフランチャイズビジネスを登録する必要があります。また、加盟店の側で当該ビジネスを行う許可を有している必要もあります。

本部からみたフランチャイズのメリットは、低リスク、低コストで多店舗展開ができる点にありますが、ブランドイメージ・品質をいかにコントロールするかが課題です。また、加盟店としては、本部のノウハウや知名度を利用できるメリットがありますが、フランチャイズの条件をよく確認する必要があります。

ベトナムでは富裕層や若年層を中心とした消費者需要が拡大しており、今後は様々な業態の企業がフランチャイズ方式により店舗数を増やすことが予想されます。

河野 雄介 こうの ゆうすけ
京都大学卒、日本国弁護士。大阪の法律事務所で企業法務、家事事件、訴訟・倒産案件、刑事事件等を幅広く担当。現在は「ケルヴィンチアパートナーシップ」(p.183) にて主に日系企業

掲示板ご利用の前にベトナムスケッチ掲示板ガイドラインをご参照ください。投稿にはFacebookアカウントが必要です。アカウントはFacebook公式サイトにて無料で取得できます。※編集部への質問や問い合わせに関してはコチラからどうぞ。

関連ベトナム記事

労働組合との付き合い方 労働組合との付き合い方

実は新労働関連法制下では、外資を含む全ての会社に労働組合もしくは上級労働組合への財源支出義務が課せられています。 社会主…

ベトナムでの住宅購入 ベトナムでの住宅購入

ベトナム生活が長い方はベトナムでのマイホームの購入も検討されたことがあるかもしれません。また、ベトナムでは、2008年以…

ある紛争事例④ ある紛争事例④

「ソフト料金20万US$及び米法賠償金等をあわせ、合計100万US$の支払いを求めます」。   強面の越捜査役人を伴い、…

ある紛争事例③ ある紛争事例③

越境取引や外国当事者による取引では、国家権力たる司法権の影響を最小化する要望も多く、その際に有効なのが仲裁機関の利用です…

ベトナムでの結婚・離婚 ベトナムでの結婚・離婚

ベトナムで生活していると、日越カップルにしばしば遭遇します。年配の日本人男性が若いベトナム人女性とめでたく結ばれたという…

ベトナムの電力事情 ベトナムの電力事情

年末はイルミネーションでホーチミン市の街が煌々と照らされていました。電力不足・停電は、企業の経営上の課題としての地位が近…

ある紛争事例② ある紛争事例②

しばらく冷え込んでいた日系企業による大型建設投資ですが、実は水面下で多数の日系中小建設業者が涙を呑んだことは、知る人ぞ知…

ある紛争事例① ある紛争事例①

昨今、中小規模投資も進出著しいベトナムですが、規模の如何にかかわらず、原則手続は同様です。進出支援ビジネスはいまだ活況で…

ベトナムの新労働法における労働者の権利 ベトナムの新労働法における労働者の権利

ベトナム人は一般に勤勉とされます。出産間近まで大きなおなかで働く女性も珍しくありません。祝日は少なく、ベトナム人労働者の…

新興国における企業の紛争解決 新興国における企業の紛争解決

昨今、新興国で日系企業が紛争に巻き込まれるケースとしては、対ローカルや外資企業、はたまた政府等、様々な背景が増え、内容・…

ベトナム役人の考え方 ベトナム役人の考え方

私の出向事務所の沿革上、ベトナムの役人と常日頃から付き合いますが、お客様からその関係や運用について、よく苦情をお聞きしま…

不動産にまつわる話 不動産にまつわる話

社会主義国家ベトナムは、私人の土地所有を認めない建前ですが、土地所有権に近い「土地使用権」を創設して、各種不動産利用を通…

外国人学校とベトナム人 外国人学校とベトナム人

最近では、ベトナム国内に多くのインターナショナルスクールや日本人学校ができています。こういった外国人学校は、外資100%…

WTOコミットメントとは? WTOコミットメントとは?

2007年、ベトナムは世界貿易機関(WTO)への加盟に際し、大きく分類して①関税の引き下げ、②サービス分野の開放、③農業…

偽ブランド品購入のリスク 偽ブランド品購入のリスク

ルイ・ヴィトン、グッチ、エルメス…。街中を歩けば、高級ブランドのロゴをつけたバッグや財布が至る所で売られています。値段は…

あまり知られていない/インターンシップ制度の法的評価 あまり知られていない
インターンシップ制度の法的評価

昨今、外国人を含むインターン生の受け入れが増えているようですが、実は結構やっかいな法的問題をはらんでいます。 例えば、大…

VAT 還付を受けるには VAT 還付を受けるには

今回は、個人がブランド物などを購入した際の還付手続について説明します。 還付請求はベトナム国籍を有しない外国人に限られ、…

ベトナムにおける契約の締結に関する留意点 ベトナムにおける契約の締結に関する留意点

日本人がベトナムで契約を締結する場合、弁護士など専門家の目を通さないケースが散見されます。 これは、日本で契約を締結する…

意外と奥深い「VAT」 意外と奥深い「VAT」

ベトナムで縁の切れない付加価値税(VAT)は、除外項目以外の全取引における付加価値分に課されます。 例えば(当事者を単純…

気をつけたい比較広告 気をつけたい比較広告

日本では、自動車、清涼飲料、携帯電話の通信料金、生命保険料等の比較広告をよく目にします。これは、日本では比較広告自体は禁…