今日から始める健康生活
第10回 家庭で食中毒を防ぐには
カテゴリ:今日から始める健康生活
更新:2012/08/10 – 11:42
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相談内容
ホーチミン市在住の主婦です。先日、家の食事で食中毒になり嘔吐・下痢とで、散々な思いをしました。今まで「ローカル店の飲食」には注意していたものの、他には特に気を付けていませんでした。どのようなことを心がければよいのでしょうか? 基本的な食中毒の予防方法を教えて下さい。
食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない・増やさない・殺す」
生鮮食品は新鮮なものを購入し、表示のある食品は消費期限を確認しましょう。特に、膨らんだ牛乳パックや、水の濁った豆腐パック、融けている冷凍食品は避けるべきです。
可能であれば、肉や魚などは清潔なビニール袋で分けて包み、帰宅後は袋や容器・皿などにいれ、冷蔵庫の中の食品につかないようにした上で、すぐに冷蔵庫にしまいましょう。
肉・魚・卵などを取り扱う時は、取り扱う前後に必ず手を洗う事。下味を付ける時は注意です。触れた後は、石鹸での手洗いを忘れずに! 動物に触ったり、トイレに行ったり、オムツを交換したり、鼻をかんだ後の手洗いも大切です。
生の肉や魚の汁が、生で食べる物や皿などにかからないようにしましょう。
そして、生の肉や魚を切った後はまな板、包丁は必ず洗剤で洗ってから他の食材を切りましょう。片づけの最後に熱湯消毒すると、なお良いです。
その他、加熱する食品は十分に加熱すること。冷蔵物や調理後の食品は長時間外に放置しない事です。
外食ではこのような予防は出来ないので、生焼けと思われる物は焼き直してもらうこと。「においが変だ」、「味がおかしい」と思ったら食べない、などで対応しましょう。
日本と違い、ベトナムの外食に関しての食中毒は「運」的なところもありますね…(笑)。
小山 麗子 こやま れいこ
管理栄養士。1979年、東京都生まれ。東海大学付属病院等の勤務を経て、目白病院にて献立作成、栄養指導、高齢者への食事アドバイスなどを行う。「ロータスクリニック」で非常勤。
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