2012.03.11

第9回 思えば、2009年は絶好のチャンスだった…

ベトナム株奮闘記前回、ベトナム株が底をつけ、その回復過程でマイナスを解消した話を書きました。2009年4月のことでした。ベトナム株が上昇に転じたら、大きなパワーがあることをわかってもらえたと思います。しかし、問題はそこからだったのです。 当時、私はベトナム株をまったく信用していませんでした。それはそうですよね? スタートしてから半年も下げ続けていたわけですから。 VN指数が400ポイントを超えたあたりで、積極的に買うのをやめました。400ポイントというと一見低そうに見えますが、上昇し始めてから70%も上昇しているわけです。指数でそれだけ上がるということは、個別では数倍になった株もある状況でした。私が「そろそろ下がるか…」と考えても無理からぬ状況だったのです。 しかし、ベトナム株は強かった。10月には500ポイントを一気に突き抜け、少し休んで10月には600ポイントを超えてきました。底からでいうと265%を超える上昇だったのです。 そんなに上がったら、「どれだけの利益が出たの?」って思いますよね? 投資金額に対して、利益はたったの30%でした。はっきり言って下手クソです。自分にがっかりですよ。このとき最低でも2倍にはしたかった。敗因を本気で考える必要が出てきました。

今月の一喜一憂 「銘柄よりもタイミング」とよく言われます。どういう意味でしょう? これは、どんな成長企業の株であっても、買うタイミングを間違えれば儲けることは出来ないということです。例えば、世界金融危機のときには、どんな企業の株も一緒に下がります。

ここ数年のベトナム株は悪い状況にありました。いい企業も悪い企業も一緒に下げていたのです。欧米の経済状況は相変わらず酷いようですが、ベトナム株が同じように下げるとは限りませんよ。そろそろチャンスは来ているようです。注目してください!

脇田 敦 わきたあつし ラジオNIKKEI株番組の元ディレクター。2008年ハノイへ移住。ライター業のかたわら、ベトナム株を取引。著書に『日本サッカー狂会』(国書刊行会)など。 http://d.hatena.ne.jp/wakita-A