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第4回 朝からガッツリ焼肉フォー

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カテゴリ:男のローカルひとり飯
更新:2012/02/02 – 10:28

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焼肉フォー

男のローカルひとり飯とにかく待つことが嫌いなベトナム人ですら、休日には朝から行列を作ってしまうフォーの名店。店は屋内にあるものの、冷房はなく、地元の人がごみをポンポン床に捨ててしまっているローカル感だ。

こちらで供するのは、香草を生で食べないハノイスタイルのフォーだ。「ダックビエット/Dac Biet」 (スペシャル)は、炒めてある香ばしい牛肉が、これでもかとばかりに入っている。パクチーなどもデフォルトだが、あくまでも主役はてんこもりの牛肉で、いかにも男のフォーといった雰囲気。

牛骨だけでなく、牛肉自体の旨味や甘みも加わったスープは野性的であり、濃縮した自然の旨さあり。意外にも、うま味調味料の影響は感じず、思わずにんまり。肉の灰汁(あく)が浮いているくらい強靭なスープは、ナチュラルな旨味であるにもかかわらず、レモンを入れても一切へこたれない驚嘆の出来栄えだ。

具材は、たっぷりの牛肉や内臓肉に、茹でた厚切りの玉ねぎの甘みと若干残った噛み応えがばっちり。エシャロットの辛味と歯ごたえも良いアクセントだ。チリソースも妙な旨味が加わっていない、さっぱりした辛味で好印象。これに酢漬けのニンニクを加えると、更に強いパンチになる。

麺も肉も一気に食べ尽くしてすっかり満腹になった後は、小さな湯呑みで供される無料の「チャーノン/Tra Nong」(熱いお茶)をいただき、ほっと一息をついたら、気合を入れて仕事開始だ。

本日のひとり飯:
フォーボーフーヤー/Pho Bo Phu Gia
146E Ly Chinh Thang St., Dist. 3, HCMC
・「スペシャル牛肉フォー/Pho Bo Dac Biet」5万VND(約190円)
・「熱いお茶/Tra Nong」無料

井之原 四郎 いのはらしろう
孤高のフーディーを自称するフードライター。食べ物である限り、食べられない物がないのが自慢。美味い料理を食べているときは自分だけの世界に入り込んでしまい、時には涙を流すことも。酒にも目がない。

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