第3回 子どもにどんなおやつを/食べさせたらいいの?

今日から始める健康生活【相談内容】

小学1年生の娘がおり、毎日のおやつに頭をかかえております。ベトナムにはスイーツがたくさんありますが、中には色がきつくて不健康そうなものもあり、甘すぎるようで心配です。結局、スーパーなどで日本のスナック菓子などを買うことが多いのですが…。 選び方のポイントはありますか? また市場やローカル店などのお菓子は、衛生面でも大丈夫でしょうか?

子どものおやつは、必要な 摂取カロリーの10~15%が目安

小学生のお子さんのお菓子、こちらの国では日本のようにいろいろ種類がないので悩みますね。 基本的に学童期の間食は、必要接種カロリーの10~15%とされています。小学校1年生ですと、1回あたり150キロカロリーと考えて下さい。 選び方のポイントとしては、ポテトチップス、ケーキ、クッキー、ドーナツなどの高カロリーな洋菓子が毎日続かないようにした方がよいでしょう。スナック菓子は1袋ではカロリーの取り過ぎになってしまうので、裏のカロリーを見て量を調節してあげましょう。

安心なのは手作りおやつ

市販のお菓子は高カロリーの物が多いので、可能であれば手作りのお菓子を取り入れてあげて下さい。ホットケーキ(1枚)、蒸しパン(1個)、サンドイッチ(1個)、おにぎり(1個)など。市販品では、果物やヨーグルト、マリービスケットのような焼き菓子がおすすめです。ベトナムのスイーツは砂糖を多く使用しており、摂り過ぎると、その甘さに慣れてしまうので注意が必要です。 市場、ローカル店などは衛生的に良いとは言えないので、食中毒が心配されます。お腹の弱いお子さんは避けた方が良いと思われます。 お菓子は子どもたちの楽しみの1つでもありますので、たまに多少食べ過ぎてしまう程度は良しとしてあげましょう。
小山麗子 こやま れいこ 管理栄養士。1979年、東京都生まれ。東海大学付属病院等の勤務を経て、目白病院にて献立作成、栄養指導、高齢者への食事アドバイスなどを行う。「ロータスクリニック」で非常勤。
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