2011.11.10

第5回/すぐにスタートできないのがベトナム株

ベトナム株奮闘記私が口座開設をしてからすでに丸3年が経過しました。その間に、証券会社の担当者が4人替わっています。最初が男性、次の2人が女性、つい最近替わってまた男性になりました。 一概には言えないと思いますが、女性の方がきっちり仕事をしてくれる印象があります。例えば、株の買い注文をだしたとき、最初の男性担当者は「買えました」「買えませんでした」というメールをくれないことがありました。 彼は口座開設時もミスが多く、ずいぶん不安にさせられたものです。 2008年5月末に口座開設手続きを開始したのですが、待ちに待った7月になって「コード申請はダメでした」とメールが来たのです。驚きました。理由を問い詰めると、彼が古いパスポート番号を書類に書いたため、審査に通らなかったのが原因でした。パスポートを更新したため、新しい番号を伝えていたにもかかわらずです。 口座開設をしたときVN指数は370ポイントほどでしたが、株が買えるようになった8月末には500ポイントを超えていました。その間のイライラした時間は本当にツラかったです。次回こそ買います! *コード申請:ベトナム株を売買するには、「証券取引コード」という個人を特定するための番号が必要です。

今月の一喜一憂 前回、8ヶ月ぶりにベトナム株を買ったと書きました。ここではどこの会社か書くことはできませんが、この「一喜一憂」で1番最初に紹介した会社の株です。しかも、配当を受け取ることができました。配当は会社の利益を株主に分配するものです。日本では小額の場合が多いですが、ベトナムでは投資金額の5%以上もらえることも少なくありません。配当は証券会社の窓口で受け取ることができます。300万VND(約1万1190円)ありましたよ。うれしい臨時収入でした。

脇田 敦 わきたあつし ラジオNIKKEI株番組の元ディレクター。2008年ハノイへ移住。ライター業のかたわら、ベトナム株を取引。著書に『日本サッカー狂会』(国書刊行会)など。 http://d.hatena.ne.jp/wakita-A